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協会概要

ヘレン・ケラー記念音楽コンクール

 ヘレン・ケラー記念音楽コンクールは、1949年(昭和24年)12月13日、全国盲学生音楽コンクールとして、東京・有楽町の毎日ホールで始まりました。当初は東日本及び西日本ヘレン・ケラー財団を統括する日本ヘレン・ケラー協会などが主催し、盲学校音楽教育の実態を知ってもらい音楽家を志す盲学生の登竜門にするのが目的でした。
 第6回(1954 年)から東京ヘレン・ケラー協会の単独主催となり、「全日本盲学生音楽コンクール」と改称、第51回(2001年)から普通校で学ぶ弱視児まで参加枠を拡大し、現在の「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」と名称を改めました。第55回(2005年)からは東京都港区虎ノ門の「JTアートホール アフィニス」に会場を移し、JTの共催をいただいています。
 この間、第6回に小学4年でデビューしたバイオリンの和波孝〓(たかよし=よしはネに喜)さん、第17回に同じ小学4年で絶賛されたチェンバロなど鍵盤楽器演奏家の武久源造(たけひさ・げんぞう)さん、2009年のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行(つじい・のぶゆき)さんら、国際的に活躍する音楽家を輩出しています。また、このコンクールで得た自信を、その後の道に生かして 音楽とは別な分野で優れた業績を挙げた人も少なくありません。

第59回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール 
ヘレン・ケラー賞は合唱の大阪府立視覚支援学校に

(写真)舞台上で協会理事長から表彰状を手渡される大阪府立視覚支援学校の生徒7名

ヘレン・ケラー賞を受賞した大阪府立視覚支援学校の7人(前列)、左端は藤元東京ヘレン・ケラー協会理事長

第28回JTシチズンシップ・イベント「第59回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」(東京ヘレン・ケラー協会主催、JT共催、ソシエテ ジェネラル証券協賛、文部科学省、毎日新聞社、毎日新聞社会事業団、点字毎日など後援)が勤労感謝の日の11月23日、東京・港区のJTアートホール アフィニスで開かれ、器楽、声楽の2部門に児童、生徒、学生ら1都2府5県16校の45人が出場しました。

今年は「ピアノの部小学生」を1、2、3年生の低学年と4、5、6年生の高学年に分け、よりきめ細かな審査が出来るようにしたため、充実したコンクールになりました。

もっとも感動を与えた演奏者に贈られるヘレン・ケラー賞は、重唱・合唱の部でオルバンの「ミサ」第6番を歌った大阪府立視覚支援学校の7人に贈られ、盛大な拍手と祝福を受けました。同校は他にも多くの入賞者を出し、指導の成果を審査員の先生方から激賞されました。

また、特別演奏は、本コンクールで1位になった経験を持つ全盲のピアニスト木村りえ・りさ姉妹がベートーベンのピアノソナタや連弾によるハンガリー舞曲(ブラームス)を披露し、喝采を浴びました。

審査はヴァイオリニストの和波孝〓(たかよし=よしはネに喜)、鍵盤楽器演奏家の武久源造、合唱指揮者の淡野弓子、毎日新聞専門編集委員の梅津時比古の4氏があたりましたが、コンクール終了後に会場で武久、和波、淡野先生が直接指導する機会を設けたため、多くの出場者が貴重なアドバイスを受けていました。

入賞者は次の通りです。(敬称略、数字は学年)

【ピアノの部・小学生低学年】
1位=該当者なし
2位=岩月かほり(愛知県立名古屋盲・小3)
3位=菅田利佳(和歌山県立和歌山盲・小3)
奨励賞=鈴木理子(岐阜県立岐阜盲・小2)

【ピアノの部・小学生高学年】
1位=志岐竜哉(東京都立八王子盲・小6)
2位=吉岡千尋(京都府立盲舞鶴分校・小6)
奨励賞=小椋加那子(愛知県立名古屋盲・小6)

【ピアノの部・中学生】
1位=該当者なし
2位=該当者なし
3位=伊藤 央(東京都立葛飾盲・中2)
奨励賞=鈴木萌依(静岡県立静岡視覚特別支援・中1)

【ピアノの部・高校生以上】
1位=盛岡 陸(大阪府立視覚支援・高1)
2位=該当者なし
3位=小岩井亜樹(東京都立文京盲・高2)

【弦楽器の部・ヴァイオリン】
1〜3位=該当者なし
奨励賞=菅田利佳(和歌山県立和歌山盲・小3)

【その他の楽器の部・いずれもアルトサクソフォーン】
1、 2位=該当者なし
3位=東 直志(京都府立盲・専1)
奨励賞=矢野有樹(筑波大附属視覚特別支援・専2)

【独唱1部】
1位=該当者なし
2位=辻本実里(大阪府立視覚支援・小6)

【独唱2部】
1位=後藤杏奈(大阪府立視覚支援・専1)
2位=渡邊順子(筑波大附属視覚特別支援・専2)
3位=油木愛美(筑波大附属視覚特別支援・高1)
奨励賞=進藤篤史(大阪府立視覚支援・専1)、東 直志(京都府立盲・専1)

【重唱・合唱の部】
1位=大阪府立視覚支援(高1、専1・2 7名)
2、3位=該当者なし
奨励賞=生島唯斗、伊藤 央(東京都立葛飾盲・中2)、ヘレン・ケラー学院(専1・2 20名)

【ヘレン・ケラー賞】
重唱・合唱の部=大阪府立視覚支援(高1、専1・2 7名)

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